-xオプションはファイル中のスクリプトを抽出して実行

Rubyで-xオプションをつけると、ファイル中のスクリプトを抽出して実行します。
たとえば以下のファイルをsample.txtとしましょう。

次のようなプログラムをRubyで実行したらどうなるでしょう。

#!/usr/bin/ruby
p "Hello"
__END__

結果は標準出力に"Hello"と表示されます。引用符も表示されるんですよ。

そしてコマンドラインから以下のように入力します。

ruby -x sample.txt

実行結果です。

"Hello"

抽出するスクリプトの開始は、行頭の#!と行中のrubyという文字列で判断します。スクリプトの終了は__END__またはCTRL+D, CTRL+Z, ファイル終端で判断します。
ディレクトリ名を-xオプションの後ろにつけると、そこにcdしてから実行開始します。たとえばさっきのsample.txtが/tmpディレクトリにあるなら、

ruby -x/tmp sample.txt

のようにして実行することができます。